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2006年 01月 31日

ショタ雑想(3)遍歴のようなもの①

松文館が『少年浪漫』に続き『少年愛の美学』まで休刊させるようで・・・。
残るは『ぷち-D』くらいですかね。『好色少年』も次号までは確実に出そうですが・・・。

うろ覚えで書くしかありませんが、このような『ショタ冬の時代』は、商業に限ってみるに
ブームに対応する形で3回目ではないかと思われます(2回目という人が多いかも)。
結果的に全ての動向を見る結果になってしまったのは業の深さというか何と言うか・・・。


私が「Ethos」本館にある次第で801に嵌められ、独り立ち(苦笑)してしまった頃は、
金に任せて相当量の801コミック、小説を買い込んでは濫読する日々を送っていた。
諸々のストレスもあり購買意欲が増大しており、結果的に相当幅広く購入することになり
その中に、初の商業ショタアンソロ(特集除く)『TIP TAP』が含まれていたのだ。

以前に『b-boy vol.17』ショタコン特集(b-boy初)を読まされ、その時は半信半疑だった
自分の中に、ショタ作品への嗜好があることをこの『TIP TAP』で自覚させられ、以降
商業ショタアンソロをかなりの割合で集めることとなる。初期は絵もネタも酷いもので、
まさにやまなし・・・であり、脈絡無いエロとか、デッサンも狂いまくりの作品が多かったが、
『テディ・ボーイ』1巻掲載のくるみぎくるみに動揺を受けたことは記憶しているし、
『Under Cover BOYS』の天竺浪人に感じたエロティシズムの衝撃も鮮明に浮かぶ。

そして97年の第1次出版ブーム。何をとち狂ったか各社が一斉にアンソロを出しはじめ
月に4~5冊はショタアンソロが出るという未曾有の事態が出来した。書き手の不足からか
男性向けエロ作家の流入も多く、また若干向上の傾向が見られた作品の質についても
エロ重視の傾向と粗製濫造により再び低下、食指の動かないアンソロも少なくなかった。
そんななかで『X Kids』が、女性向け作家による、ストーリーを伴うエロをコンセプトとして
売り出され、もっともたちが悪いと思いつつもその刺激により深みにと引きずり込まれる。
また類似のコンセプトで、ショタ初の雑誌『少年天使』が出されたことも特筆すべきだろう。
(一時は兄弟誌の『半熟天使』まで出され、毎月ショタ雑誌が店頭に並んでいた訳で・・・)

このブームは99年初期までにほぼ収束し上記2誌と『ROMEO』を除きほぼ休刊するが
間を空けずに「女性主眼・エロ重視」のアンソロが数誌出され、ショタ再興を予感させた。
玉石混交とは言えストーリーや画力への配慮が見られ、質の向上は明らかであったし。
(新陳代謝の激しい私の本棚で生き残っているのは、この頃からのものが殆んどだし)
しかしこの期待すべき動きは1年と続かず、皆数号であっさり休刊してしまい落胆。
おそらくは(既に一定数を占めていた)男性読者を取り込めなかったからだろうが。

個人的には、業界が息を吹き返した(ように思えた)この99年中盤を「第2のブーム」と
考えているのだが、第1次ブームの最後の残り火とも単なる過渡期の混乱とも言え、
この括りには異論もあるかもしれない。時を同じくして、第1次ショタブームを支えた
『ROMEO』が休刊しており、これをもってブームの終わりと捉える方が良いのかも。
同誌の功績(?)に鑑みればそのような把握も頷けるが、当時の自分としては
第2の山だと捉えていたし、その収束と共に第1次ブームの一つの象徴とも言える
『ROMEO』までもが休刊したことに対する感慨のようなものは大きかったので・・・。

その後も停滞は続き、00~01年は先程の2誌のみが(それぞれ書名は変えつつも)
刊行される状況が続く。『XX』の安定振りは見事で、兄弟誌『X-Boys』も出されるなど
冬の時代において唯一の灯台のごとき存在だった(『少年天使MAX』の話の無さには
不満を覚えつつも買い続けるしかなかったが・・・)。やがて『少天』『X-Boys』も休刊し、
いよいよ『XX』のみが最後の橋頭堡となり、ショタアンソロの運命もかくやと思われた時、
再度ブームに向けての胎動が始まったのである。『D-Pri』『ショタコミ』の登場によって。


長くなったので今日はこの辺で。間違いもあると思いますのでお気づきの方はご指摘を。

今回の参考資料・・・”ショタアンソロジー誌”の変遷
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by bonniefish | 2006-01-31 23:52 | 長文雑想


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