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2010年 08月 06日
今の職場に入った年、当時の部長に「30年近く勤めていて一番楽な年だ。」と言われ、 動き出した制度改革の中で迎えたはずの昨夏は「去年よりもっと楽だ。」と苦笑され、 新部長の下で3年目の夏を迎えましたが、相変わらずも平和な夏休みを迎えております。 流石に今年は昨年よりは忙しいですが、それでも均せば総じてヒマと言うほかなく・・・。 現在の職場で「宿題」なく夏休みを迎えられるのはそれなりの僥倖だとは聞くのですが、 3年続けてそれを引き当てる悪運も、鍛えられない初任を終えた後の姿もおそろしく。 仕分けられないか不安になりますが、今の職場は聖域化しているので大丈夫でしょう。 それでも流石に夏休み期間が3週間というのは維持できなくなるかもしれませんが。 前の会社もTOPIXの癖に至ってのんきでしたから、仕事運は良いのかもしれませんね。 さて、宿題のない夏休みを迎え、実家の漫画を倉庫に押し込もうとしたのですが、 あにはからんや、鳥刺しに潜んでいたカンピロバクターにより数日が消し飛びました。 なんだか酒を飲むようになってからカキをはじめ色々当たるようになりましたが、 食の好みの変化のせいなのか、三十路を超えた身体が悲鳴をあげているだけなのか。 まあ日頃の行いの報いなのだろうと粛々と休養して積ん読本を消化していましたが、 ノロのときとは違い吐き気も不快感も弱く(ただ熱は一時40℃近くなりましたが)、 何だか妙に中途半端な感じです。体形のせいもあり無駄に基礎体力があるせいか。 医者に行ったときにも「39℃超あるようには全然見えない。」と呆れられましたし。 本当に小ネタですが、個人的に少し残念なことがあったので書きとめておこうかと。 創刊当初から買い続けている『Dear+』のほか、『小説Dear+』、文庫、コミックス、 さらに最近は『Wings』に『KAGUYA』と、私が最も買っている出版社といえる新書館。 擁する作家陣に好みの人が多く、質の高い作品が多いのが購入の理由なのですが、 それを支えているのが優秀であろう編集陣であることは言うまでもないでしょう。 私が新書館の編集方針あるいは編集者の優秀さ、又は濃やかさを感じていたのは、 コミックスの最後の雑誌4誌(『Wings』『Dear+』と各小説誌)の紹介欄でした。 上記の各誌につき1/4ページづつを使って、執筆陣のうちそれぞれ主だった5名の (小説ならよく組む絵師)イラストを掲載し、他の執筆陣を文字で紹介するものです。 ただ特徴的だったのは、もしそのコミックスの作者が当該雑誌に執筆していた場合、 必ずその作者のイラストを掲載し、しかも必ず冒頭に位置づけてくれていたんですね。 しかも掲載元の雑誌についてはそのコミックスのイラストを入れると言う凝りよう。 つまりコミックスの作者ごと、さらには一冊ごとに広告をそれぞれ作っていた訳です。 時期によって掲載陣の入れ替え等も必要ですしそのついでだったのかもしれませんが、 それにしても各コミックスごとに広告欄をカスタマイズする芸の細かさがあったのです。 読者は基本的にその作者が好きでその単行本を買っている訳ですから、広告欄でも その作者がトップに取り上げられているのを見ればやはり嬉しくなるものですし、 何より作者自身絶対に悪い気持ちはしないでしょう。心遣いが染みるはずです。 私自身初めて気づいた際はかなり驚き、まさかと思って他のコミックスを確かめ、 嬉しさと感嘆の思いを深くし、改めて新書館という出版社が好きになったのでした。 コミックス最終ページの広告欄という、目を留めない人も少なくないであろう場所に それなりの細かい手間をかける心配りや、それを当然あるいは良しとする社風に。 ただ昨年ころから、広告欄のフォーマットのみならず編集方針が変わったようで、 雑誌は801なら『Dear+』系の2誌に、イラストは9名を(おそらく)人気の順に 掲載するようになってしまい、少し以前の方針を惜しむ気持ちを感じていました。 それでも作者のイラストは必ず掲載しているところに心意気を見ていましたが。 そして、最近のルーキー作品においては、雑誌紹介欄すらなくなっていまして、 広告は帯に『Dear+』の表紙イラストと執筆陣を載せるのみとなりました。 ちなみに、4誌広告のころから、執筆陣については五十音順となっており、 コミックス等の作者の名前もその順に従って掲載されている形が続いていました。 平喜多ゆや『ミラクルだとか恋だとか』の帯もこの形態で作成されています。 ところが、先月発売されたかづきあつし『溺れるほどに愛しくて』を読了したところ、 ついに帯の広告で紹介される執筆陣までが人気順での掲載に変わっていまして、 新人ゆえに作者の名前は一番最後にまるで付け足しのように書かれていたんですね。 私はかづきあつしのファンではありませんが、思わず残念な気持ちになった次第です。 もちろん新人の名前を雑誌広告の中に入れているわけですから、作者や読者への 配慮がなくなった訳では決してないのですが、上述したこれまでの濃やかな心遣いと 比べてしまうとどうしても劣るというか意識が変わってしまったような気がして。 売り上げと言う金科玉条への目線が不可欠であると言うことも分かりますから、 売れ線の真逆を行き書籍以外の売り上げに貢献しない者が何を言う立場にもなく、 ふと個人的に気づいて覚えてしまった感傷を書き連ねてみました。お目汚し失礼。 先ほど書きかけた朝丘戻。の感想は別の記事で。日付はバックデートしました。
by bonniefish
| 2010-08-06 23:50
| 801雑記
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