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2006年 08月 30日

一段落

ようやく内々定を受諾し一段落・・・と言いつつまだ残務処理等もあり落ち着きません。
そもそも3週間後には奈落の底に叩き落とされかねない訳で、逃避の日々は続くかと。

徐々にバックデートに対する禁忌感が麻痺しつつあるのはどうなんでしょう(苦笑)。


【Dear+ 9月号】 マガビー下がりを使い出してから好みとの乖離が進んでる気が・・・。
◎:志々藤からり『不機嫌なアマデウス』: でもこの苗字は有り得ないしキャラも軽すぎ。
〇:一之瀬綾子『姫式家族計画』: キャラ多すぎて話を纏められなかったんだろうなあ。
   西田東『天使のうた』: ややキャラに無理がないか? シーン毎の言動は良いけど。
△:月本てらこ『惑星.'s』: こんな急展開8pでは捌けないでしょう。空中分解してる。
   高井戸あけみ『おにいさんといっしょ』: 悪くないがおにいさんって呼び方が何か嫌。
   藤たまき『遊覧船』: 設定に引きずられたか心情やストーリーがちぐはぐな気が。
▽:真山ジュン『このアクマめ!』、梅太郎『愛シイコトバ』、高群保『ぼくのせんせい』、
   木下けい子『ツキヤマ日記』、吹山りこ『シンボリック・ディア』
×:依田沙江美『よるべなき男』: 801じゃない物を描きたいんだろうが正直意味不明。
   麻々原絵里依『ダブルキャスト』、立野真琴『マティーニ攻略法』
スルー:門地かおり『生徒会長に忠告』、南野ましろ『はちみつ光線大作戦』
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by bonniefish | 2006-08-30 23:59 | 漫画感想 | Comments(0)
2006年 08月 28日

生きてはいるのですが

就活のお礼メールに苦吟し情報収集に困憊し酒に逃げていては生活が回りませんで。
活動は遅くとも月内で終焉するのが救いですが(材料は揃えたので)、生活の方は・・・。


【MAGAZINE BE×BOY 9月号】 段々読み応えが増している気がするが「お祭り」後は?
◎:田中鈴木『君は八方美人』: 少年らしい不器用さや初々しさを上手く切り取っていて。
〇:鈴木ツタ『この世 異聞』: 連載である点を割り引いても話がグダグダ過ぎる気が・・・。
   本庄りえ『ほれて通えば』: 無難だがそれはそれで。前後編の割に間延び少ないし。
△:山田ユギ『誰にも愛されない』: 脇の話が多くて恋愛面の描き込みが足りない気が。
   結城あみの『ヒメの事情、ボクの事情。』: 作品に表れる作者の若さは好みだなあ。
   しょうおとあや『オレって、天使』: 松前侑里とはまた違う異次元感を覚えるが・・・。
   川唯東子『あの角を曲がったところ』、町屋ハトコ『あしたのつづき』
▽:志野夏穂『倉科先生の受難』、立野真琴『HERO・HEEL』、瀧ハジメ『マジ恋症候群』、
   フジワラモトヨ『きみの恋のとなり』、腰乃『嘘みたいな話ですが』
×:氷栗優『学園ヘヴン』、ホームラン拳『仲神家の一族』、梅太郎『あの日僕らは校庭で』
スルー:亜樹良のりかず『love go-round』、龍川和ト『追憶のビーナス!』、
     石原理『犬の王』、環レン『無垢な疵の被愛』、その他ショート5作
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by bonniefish | 2006-08-28 23:55 | 漫画感想 | Comments(0)
2006年 08月 25日

壮大なるバックデート

この日に投稿するつもりで書きかけた記事を3日放置してしまっただけなのですが(汗)。


【GUSH 9月号】 今号は底堅かったけど次号の面子は微妙だなあ・・・。
〇:えとう綺羅『憧れの人は最高で最強!?』: ギャグがここまで直截でなければなあ。
  楢崎ねねこ『偏愛プリンス』: 美形が変人というネタを自分で二番煎じされても・・・。
△:柊のぞむ『プラスマイナス』: 展開がぎこちない上に説明が少ないのが惜しいかなと。
   志野夏穗『意地悪なアイツ』: しかしここまで来るともう完全に白痴でしょうこの受は。
   大和名瀬『便利屋さん』: 大人を描いてる時の方が絵への抵抗感が少ないのか・・・。
▽:葛井美鳥『渇愛カタルシス』、やまかみ梨由『ワンダフルライフ』、越智千文『I Wish』、
   梶本潤『星の岡パラダイス』、タクミユウ『青年は愛を閉じ込める』
×:高永ひなこ『恋する暴君』、羽崎やすみ『学園ルンバ』
スルー:かんべあきら『烈華の雫』、新也美樹『嫁に来ないか』、
     甲山蓮子『密約の手錠に鎖がれて』、真中ココ『ドール生活のススメ』
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by bonniefish | 2006-08-25 23:59 | 漫画感想 | Comments(0)
2006年 08月 22日

未だ結論が出せず

大変『贅沢な悩み』であることを承知しつつ、相談できる相手が少ないことにも苦労・・・。


ようやく『小説Dear+』を読み終えたので感想を。季刊なのに発売から2ヶ月経過(汗)。
最も好みであり、そもそも現在では小説誌として唯一購入しているものでありながら、
毎回毎回購入から1ヶ月以上手を付けられていないのは何故なのか自分でも謎ですが。
自分にとって801小説は通勤通学等の合間に読むもので、自宅で読むという習慣が
ないからなのでしょうねえ。801漫画は自宅でしか読まない(読めない)ことと対照で。

【小説Dear+ ナツ号】 今号は不調かな。海外もの2つにノエルの推理もの?じゃねえ。
〇:うえだ真由『恋の行方は天気図で』: 片やバイトで務まるアナウンサー業務が他方で
                         生き馬の目を抜く業界扱いとは無理あり過ぎ。
                         都会と地元の対比を強めたいのは分かるけど。
   朝丘みなぎ『Ghost』: 絵が平べったくなっていくのは止まらないのだろうか・・・。
                 オチへの持って行き方もやや性急というかご都合感がねえ。
△:松前侑里『プールいっぱいのブルー』: 当て馬のトラウマの扱いの軽さが気になるが。
                         異次元感に惑わされていたが結局金太郎飴?
   河本テツ『スタア』: 面白い話で読ませる面も多いが、やや情報過多&転結が急か。
               次回作でどこまで進歩するかはチェックしておきたい作家かと。
▽:久我有加『恋は甘いかソースの味か』: この人の社会人話は甘さとベタさが目に付く。
   神楽坂はん子『悪魔にキスをする前に』: 着眼点自体は興味深いが色々素っ頓狂で。
スルー:五百香ノエル『地獄温泉殺人事件』、真瀬もと『情熱の証』、
     松岡なつき『悪魔の爪痕』、十波妙子『コヨリせーふくけーかく』
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by bonniefish | 2006-08-22 23:59 | 小説感想 | Comments(0)
2006年 08月 19日

私的「鷺沼やすな」考

自分の一生とは言わずともここ数年の行く末がかかっているかも知れない事態に対して
いまいち真摯になりきれなくて・・・2択から本気で絞り込みができずに苦吟しております。

そんな心の余裕の無さ(いつあるのだという点はさておき)もあって筆が滑りまくりですが、
ようやく先のコミケで友人に入手して貰った鷺沼やすな女史の同人誌を読み始めたので
それに関連する話でもと。『恋、爛漫』の再版がされていないのが痛すぎるのですが・・・。


彼女の作品を読んでまず思うのは、硬質で端正な文章が非常に私の好みに合うこと。
硬質でありながらぎこちなさの全く無い文章は、巧みに張り巡らされた挙措の描写の妙と
温かい心情描写があいまって、読み手たる私をすぐに作品世界の中に引き込むのです。
状況の説明等も上記の各描写の合間に見事にさりげなく置かれ雰囲気を壊しませんし。
修辞に走れば、柔らかく肌触りの良い作品世界(人物の心情のみならず作者の眼も)が
クリスタルのようなきらめきのある文章に包まれていて、大変に美しいなあと思うのです。

例えば長編であれば、登場人物達は幾つかの大きな出来事に遭い対応を迫られますが、
その出来事の描き方の上手さは勿論、登場人物がそれを内心で受け止めていく過程が
非常に濃やかに巧みに描かれていることが作品全体のリアリティを格段に高めていて、
しかもそれは「801」としてのお話性、ファンタジー性をほぼ損ねることなく並存している。
納得をして話に没頭できるし、優しく紡がれる心情の機微にも心から共感できるのです。

たとえ描かれる出来事や感情が負の要素を帯びるものでも、単に負として描くのではなく
そうした負の背景や構造をきちんと設定した上で適切な形で読者に提示してくれるので、
不快感は勿論、ご都合感を感じることも無く、温かい気持ちのままで読むことができます。
確かな文章力を下敷きに、作品世界の中の出来事を丹念に見つめて優しく描写している
彼女の作品を読む時間は、私が「小説を読む歓び」に浸ることが出来る幸せな時間です。
801ではこうしたひとときを味わうことがめっきり減ってしまっているのですが・・・。

上記のような描写力と観察眼の卓抜さは、諸作品をして上質な物語たらしめていますが、
既存作品の番外編や後日譚において特にその真価を発揮していると私は考えています。
新規作品や長編のようにキャラの新奇さにも事件の大きさにも頼れない状況だからこそ、
「日常の妙味」を卓抜に掬い上げることができる彼女の能力が遺憾なく発揮されるかと。
毎日の何気ない出来事をドラマとして、登場人物達の「今のあり様」を垣間見せてくれる
作品の数々は、本編を通じて彼らのファンとなった読み手にとってはまさに僥倖です。*1

個人的な様々な事情(マニヤ的完璧主義と時間的・金銭的制約との齟齬など)によって
801同人誌に手を出していない私が、禁を破って彼女の同人誌だけを買っているのは、
一つにはこうしたファンとなった作品の続編を読みたいからということが挙げられます。
彼女の作品およびその登場人物たちはどれも、その後を知りたいと思わせるほどに
活き活きと描かれていますし、読んでいて共感せずにはいられない温かさがあるので。
もちろん同人誌で描かれる新作を読みたいというのも動機の別な大きな一つですが。

彼女の作品は『鷺沼企画二番館』でも読めますので(オリジナルが工事中なのが残念)
ご興味が惹かれましたら是非ご来訪を。私はここで『夢の卵』の番外編『シンシア』を読み
初めて同人誌を通販で買う決意を固めたのでした。本名を晒してでも読みたいと思って。
あと彼女に対する書評としてはこちらなどもシンプルにまとめてあって良いかなあと。


*1 昨今は「後日譚」と称し、碌に意味の無い惚気やH描写を添付するのが流行ですし、
人気のある話ではすぐ「続編」と称し、事件か当て馬への誤解に引っ掻き回されるだけの
駄文が垂れ流されるのがデフォになっているようで、個人的には嘆かわしい限りです。
本当にその作品や登場人物を愛しているならこうした所為は噴飯ものだと思うのですが
こうした続編が売れる辺り、愛が表層的というか「萌え」の域を出ていないんだろうな・・・。
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by bonniefish | 2006-08-19 23:59 | 長文雑想 | Comments(0)
2006年 08月 17日

酔うて候

更新が途絶えている間に、両親の実家まで車で往復したり、就職活動にいそしんだり、
従兄弟の要望に応えて各所を案内したり酒に浸ったりと様々な出来事がありまして・・・。
今も日本酒浸りで眠くて仕方ないのですが、まあ小説でも一つこきおろしてみようかと。


麻崎朱里『夜明けに堕ちる恋』: 文章・構成× 恋愛度△ ネタ▽ バランス▽ 好み▽
これは先の記事に書いたコミケの売り子中に読もうとして途中で放擲してしまった作品。
その後の精神的余裕があるときに読み返したもののスルーの連続で思わずげんなり。
デビュー作ということで期待したが、実力派ではなく「売れ線」追随派だったのに失望。

以前も書いたことがあるが、801でありながら推理テイストとかファンタジーテイストとか、
二兎を追おうとした作品には大抵碌なものがないという定説を見事裏付けしてくれていて。
一応は「探偵もの」なり「推理もの」たろうとしたのかもしれないが余りに伏線がお粗末で。
証拠や推理のネタを仕込もうとした所為でただでさえギクシャクした話がさらに不自然に。
それらの要素はおまけ的に過ぎないと考えようにも、余計な引っ張りが邪魔になってるし。
文章力もない中で推理ごっこなんてされても、主人公の一人称で話を紡ぐことの制約や
そもそもの描写力の無さを再提示することにしかなっておらず、ただただげんなりして。

翻って801として読もうとしても、ストーリー展開は唐突というか支離滅裂に近いレベルで、
突然現れたキャラの描写も碌にせぬまま挙措の1つ2つだけで惚れた腫れたと言われても
全くついてなぞ行けず、取ってつけたようなエロシーンへの雪崩れ込みにもただ引くのみ。
一応「恋愛小説」なんだし、そもそも「ノンケ」の受がゲイに惚れるという設定にしたなら、
単に格好の良いセリフの一つ二つや、ちょっと手を出されただけで惚れて抱かれるのには
無理がありそうなことくらい気付いて少しは誤魔化すくらいの気遣いはあって欲しいかと。

こういった点に関しては、何かのマンガで桑田乃梨子女史が書いておられたと記憶する、
「ちょっと無理があっても合理性があってそれらしい言い訳」でも付けておいてくれれば、
ここまで違和感や憤りは感じないのでは・・・と思ったところで気がついたことが一つ二つ。

まず、本作に見られるような強引な展開や設定に対する私の評価が、漫画と小説では
違うのではということで。これは絵と文という表現形態の差によるのかも知れませんが。
小説の場合は、勿論行間から読み取らせることで感興が深まる描写等もありますが、
基本的には心情等を「書く」ことで表現することになりますし、その「書く」ということが
読み手に想像の余地を与えるためにはある程度の筆力や描写力が必要ではないかと。
この辺りは私が職業柄(?)文章に対してシビアというか過敏になっているせいかも・・・。

逆に漫画の場合には、展開がかなり強引だったり心情等の説明が足りなかったりしても
それはそれとして読んでしまう、読めてしまうところがあるかなと思った次第でして。
これは絵の方が読み手の想像する余地というか可能性を多く残しているという側面と、
1ページに「明示的に」書き込める情報力の少なさに読み手の側が慣れていることで、
その情報の解釈や想像を通して物語世界を組み立てることが可能である、更に言えば
組み立てることが暗黙の前提となって読み手が組み立てを行っているという側面の
双方が挙げられるのではないかと思ってます・・・自分の場合の解釈に近すぎますかね。

さらに話を進めれば、この小説が採っている描写の方法というのは非常に漫画的で、
ストーリーやキャラに対する想像力をたくましくすればそれはそれで楽しみうるとも、
逆にストーリーもキャラも2の次でただエロを楽しみたい向きには適しているとも言えて。
漫画に親和性があってその延長で801小説を読んでいるようなファン層があるのなら
そこには受けるのではないのかなあとも、あれこれ色々と考えこんでしまったのでした。

こうした「漫画的な小説」の功罪については、『BE×BOY GOLD』で昔連載されていた
『本仁マンガ』で、本仁戻女史が「漫字」だと指摘していたなあと昔に思いを馳せまして。
(確か単行本化されてましたね。古いのでB/O辺りで見つけたら入手してみましょうか)
その頃は「理論として納得できるがそこまで漫画的な小説というのは見ていないなあ」と
暢気に見ていたのですが、後の「漫字」の氾濫ぶりを鑑みるに見事な喝破だったなあと。
それとも彼女は同人業界等まで見てコメントしていたのですかね。乏しい経験に鑑みると
同人で顕れた弊害が数年遅れで商業まで蔓延してきてしまうように感じられるので。

ともあれ本書も迷い無くB/O行きになるかなあと。初読時の精神的余裕の無さに鑑みて
数日後に読み返してみたのですが、個人的にはそんな配慮の必要はなかったなあと。
直後に読んだコバルトの鹿住槇が当たりで口直しができたのが不幸中の幸いでしたが。
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by bonniefish | 2006-08-17 23:59 | 小説感想 | Comments(0)
2006年 08月 12日

実行できていないことリスト

これから両親と共に深夜の国道を走破して帰省しますので、その前に覚書をば。
就職活動やらが来週一杯くらいで一段落してくれれば良いのですが・・・。

・溜まっている読了小説(21冊)、コミック(10冊)および雑誌(3冊)の感想UP
・文章をものしておきたい作家(鷺沼女史、西条氏、知人より推薦された嶋田双葉など)
・しつこくショタ論(この間の祭りでのコメントが示唆した辺りを再整理)
・知人とのメールでのやりとりを整理していくつかの雑文に
・サイト時代の記事をblogに落とし込む

ただおそらく一番上だけで今月が暮れるという方に100カノッサという感じですが・・・。
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by bonniefish | 2006-08-12 23:59 | 801雑記 | Comments(0)
2006年 08月 11日

偏狭な視野から

というわけで本日は、夏本番の有明にて何度目か分からぬ売り子をして参りました。
本を買っていく方や表紙詐欺(苦笑)にあってしまった方々の様子を見るだに興味深く、
最後の1時間を除きそう暑く無かったことも救いで、なかなか面白い時間を過ごしました。


お隣はグッズ等を販売なさっている、比較的大手と思しきサークル様だったのですが、
そちらのサークルは人数も多く、ヒエラルキーもしっかりしていて分業等も進んでおり、
経験者と思われる方が販売を仕切っておられたのですが、その方と売り子の方との
声高の会話がおのずと耳に入ってくるにつれて、些かならずもにょってしまいまして。

どうも「業界人」を気取ったような訳知りで尊大な口調で指示を飛ばしておられる割には、
実際の販売指示の手際の悪さにも(逐一商品を段ボールの中から漁って出している辺り)
どうかなあと思いましたし(お客さんがはみ出てくる)、売り子共々我々のブースの後ろに
はみ出してやはり声高に「一般的なヲタク」を馬鹿にしたりするような言動をする辺りも。

雑談の内容も他の有名サークルや作家さんと知り合いであるかといったことに終始し、
具体的な創作作業等に関わることなく販売を取り仕切り売れ行きを誇っている姿勢は
まさに『げん〇けん』の「ハラ〇~ロ」そのものという感じでして、あの作品では
こういった方やサークルを揶揄しようとしていたのかと思わず感嘆してしまったのでした。

売り子の方もサークル員なのに商品の元ネタを全く知らず知ろうともしていない点や、
再販予定等について虚偽を交えて商品を販売する姿勢もどうかと思ってしまいましたし、
単に売り子を頼まれたのではなく、自らのサークルで作った商品を販売するのですから、
客に馴れ馴れしい口を聞く前にやっておくべきことがあるようにも思うのですが・・・。


あと気になってしまったのが、キャラクターの人気にあやかった側面が殆んどな商品に
なかなかに張り込んだお値段をつけて利潤を上げているように見受けられた点です。
確かに商品としては非常に魅力的でしたし、売れ行きも好調であられたようですので、
第三者がケチをつけることがお門違いであることは百も承知しているつもりですが・・・。
またまさに個人的な感覚に基づく意見なので、批判や他見があることも承知しています。

2次創作としての創作的所為に対して対価を要求するのはある意味当然でもありますし、
キャラクターのみに頼ったグッズを製作・販売することも有益な活動だと思うのですが、
そういったキャラ人気に頼ったのみの商品によって利潤を上げようとしていることからは、
原作者に何らの対価も与えぬままにその上がりだけをピンハネしているという構造が
露骨に透けて見えてしまっているように思えて、あまり良い気持ちがしなかったのです。

結局の所、原作者の全く与り知らない所で、ほぼ原作の魅力に依存するのみという形で
利潤の追求をしているということに対して違和感があるというかもにょってしまうのかなと。
頒布が目的であれば自ずと価格は原価に近づく蓋然性が高いはずとも思いますし。
キャラクターが好きなので関連商品を作って頒布したい、という趣味者的動機ではなく
初めから利益を上げるためだけにそういった商品を作っているように思えてしまって。

部外者には分からない所で2次創作としての知的作業が費やされていた可能性や、
表面的には計りにくいところでコストが掛かっていたという可能性も勿論あります。
それでも、商品に描かれたキャラやネタ元を全く知ろうともせずただ商品を売ることを
目指している点などが、捻くれた私の眼には単なる利潤至上主義であるとしか映らず、
馴れ合いと虚偽交じりの販売手法とも相俟って横にいてあまり快くはなかったのです。

繰り返しますが個人的な感覚ですし、そもそもどう価格をつけるかは各人の自由ですし
それで売れていることに口を挟む権利も立場も無いことは承知しているのですが・・・。
またあくまでも部外者が表面上の言動を捉えて言っていることで、実際の有様とは
異なっている可能性も十分にあることはくれぐれもご承知おき頂きたいと思います。

身も蓋も無く言えば、主に他人の努力に便乗することだけにより利益を上げようという
姿勢に対する、青臭い反発心が私の中にあるということを自覚しただけな訳ですし。
販売責任者の方に対する生理的な反発に屁理屈を付けただけかもしれません(苦笑)。
なんだか自分の中では趣味を高尚なものとして扱いたいというか、趣味と商業主義との
結びつき(例えば『萌えビジネス』的なもの)を嫌悪する傾向がとみに顕著なので。
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by bonniefish | 2006-08-11 23:59 | 身辺雑記 | Comments(2)
2006年 08月 10日

エネルギーの欠落

比較的暇とはいえ、就職活動などというおよそ色気に欠けるものに関わっていると、
落ち着いて801を論ずるのは難しいようで、消費するだけでお腹が一杯な状況です。
それでも一時に比べればまだ読む気になるだけマシと言えるのかもしれませんが。

今日は就活関連の用事を終えてから、午後と夜の2ヶ所でそれぞれ別の友人と会い
同人誌の製本を3~4時間手伝うというかなりキツめのスケジュールの一日でした。
いずれも興味深い本を作成しており、作業に関わることは面白く楽しい作業ですが、
諸点に鑑みて全く思うところが無いわけでもないのですがね・・・。人生何事も経験。

というわけで明日はまた比較的腐女子比率が高い場所で売り子をやって参ります。
社会人になって以降、自分達のゲームサークルや寄稿している友人の評論サークル、
そして純粋に友人のサークルと結構高頻度で売り子として参加はしてきたのですが、
ついぞ一般入場なり同人誌の漁色なりをすることのないまま*1参加を終えそうで、
それはそれで面白いとも思ったり。大手でもないのに有明での収支が黒字というのも。

(*1 鷺沼やすな女史の同人誌だけは出向いたり人に頼んだりして押さえていますが)
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by bonniefish | 2006-08-10 23:59 | 身辺雑記 | Comments(0)
2006年 08月 06日

丸一日の休養

先に連絡事項から。今後コメント欄で「Thank you!」という語が使えなくなります
カジノ等の宣伝コメントがうざったいので、既にいくつか禁止語を設定してあるのですが、
今回は使われる可能性がありそうなので、コメントのご予定のある方はご留意頂きたく。


就職活動やら飲み会やら結婚式の2次会の幹事やらとバタバタし続けだったのですが、
今日は珍しく何の予定も無く、昼過ぎまで惰眠を貪った後は、前田ともやら鈴木ツタやら
コバルトの某『百合系』の人気シリーズやらを読んで昼寝をしてのんびりと過ごしました。
(あのシリーズは出来は悪くないと思うのですが、作者が各キャラを見下ろしているように
 思える辺りがどうも肌に合わない所があって・・・。「おばさん」が見えてしまうとどうも。)

そしてつらつらと自分の801趣味について考えていた所、801から広がった趣味として、
須賀敦子の作品を読むようになった事があると気付きまして。すっかり忘れていました。

きっかけは某801オフで彼女の代表作の一つ『ユルスナールの靴』が話題となったこと。
小説読みの腐男子の参加が少なかったため自然と話が長くなっていた参加者の方が、
「801以外ではどんな作品を読んでいるか」という話題で触れたのが須賀敦子氏でした。
他の方のお勧めや彼との他の話は忘れてしまった中で彼女の名だけを覚えていたのは
彼が暗誦を披露してくれたとある一節が強く心に残ったためです。その一節とは、

『眼をつむって愛するのは盲人のように愛することだ。
 眼をあけて愛する、それはたぶん、狂人のように愛することだろう。
 どうにもならないまでに受け容れなければならないのだから。
 わたしは、狂女のようにあなたを愛する。』

という、フランスを代表する作家ユルスナールの一節を須賀氏が翻訳した部分でした。
全く予期せぬ状況で斯くも凛として底堅く、火のように美しい一節に触れた驚きに加え、
その後に彼から教えられたその書名が『ユルスナールの靴』であったということにも
偶然の暗合を覚えずにはいられなかったのです。自分が何度読み返したか分からない
鷺沼やすな氏の『夢の卵』に出てくるレストランの名が「ユルスナール」であったために。

自分はこうした暗合は尊重すべきだと信じているので、数日後には河出文庫を購入。
その深い思索と豊かな描写、他者や社会、事物に対する冷静さと温かみをもった視座、
そして何より彼女の背筋の伸びたたおやかさが滲む文章の虜となっていったわけです。

どうやら元々自分は外国生活を経て視野や人格を深めたしなやかな女性のエッセイが
かなり好みなので、そういった点でも彼女の作品との出会いは非常に幸福なものでした。
(他に同じ分類で好きな作家としては青木奈緒や梨木香歩あたりが挙げられるかと。)

オフのようなイベントには参加しなくなって久しいですが、趣味を「論ずる」ことができる
人と出会うことは本当にありがたく、そのような時間は貴重に他ならないと思います。
そのような繋がりはこれからも築くとともに大切にしていきたいものですが・・・。
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by bonniefish | 2006-08-06 23:59 | 長文雑想 | Comments(0)