カテゴリ:小説感想( 133 )


2012年 04月 18日

タイトル一覧(小説編)

というわけで今度は小説編です。コミック以上に作家買いの傾向が露骨ですね。
新規はひのもと,森田の2冊のみですし,夏乃と楠田の2人以外は全て作家買いです。
小説は昨年8月の記事に書いたとおり鷺沼やすな作品と渡海奈穂作品の2冊しか
こちらでは読めていないので,読書への渇望はより強いかもしれません・・・。


かわい由美子『月一滴』
ひのもとうみ『ソネット』
一穂ミチ『meet, again』
一穂ミチ『off you go』
一穂ミチ『シュガーギルド』
一穂ミチ『窓の灯とおく』
夏乃穂足『茜色デイズ』
橘紅緒『オーバーザレイン』
栗城偲『スイート×リスイート』
栗城偲『君の隣で見えるもの』
森田しほ『罪の海に満ちる星』
成宮ゆり『ワガママな独占欲』
西条公威『造花の解体』
朝丘戻。『星を泳ぐサカナ』
渡海奈穂『その親友と、恋人と。』
渡海奈穂『先生はダメな人』
渡海奈穂『追いかけようか?』
渡海奈穂『恋でクラクラ』
楠田雅紀『史上最悪な上司』
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by bonniefish | 2012-04-18 09:27 | 小説感想 | Comments(0)
2010年 11月 28日

熱発

水曜日に勤務先に着いたあたりから兆候はあったのですが,木曜の同期飲みを経て悪化,
週末は基本的に寝るか横になるか毛布に包まるかという生活でした。未だ微熱等が・・・。
おかげで月曜が締切り予定の仕事が碌に進んでおらず,周囲にはご迷惑を掛けそうです。

最近法事が続いたのですが,そこで従姉妹の子供達(7歳と4歳)のお相手をすることに。
本格的に子供と遊ぶのは,大学のサークルにOBとしても顔を出さなくなって以来なので,
もう8年ぶりくらいなのですが,とりあえずはスキルがまだ通用するようなので一安心。
ただそれなりに酔った状態だったのに,2人から激しくせがまれた結果一緒に入浴して
面倒を見なければならなかったときはかなり心身ともにへとへとになりましたが・・・。


さて,体調が悪いにもかかわらずあえて更新をしているのは,先日鷺沼やすな女史の
同人誌を購入していたところ,改訂版を作られたとのことでわざわざご送付いただき,
新旧の原稿を読み比べて文章の美しさの妙と心情描写の深まりに悶絶したためでして。

以前まんだらけで『その日,~』の後半部分「僕たちの宝の地図」が掲載されていた
小説Eclipseを購入し読んだ際にも思ったのですが,彼女の改稿は本当に鬼神の技で
それまででも十分に情景を活写し心情の機微を濃やかに捉えていたにもかかわらず,
改稿後の作品を読むと,この描写・文章・作品の完成形はもうこれしかないという程に
ただ感じ入ってしみじみと読み耽ってしまいます。読者としての至上のひと時です。

こればかりは直接体験していただくほかは感得し辛いであろうことは認識していますが
完璧と思えていたものへの修正があるべき所に納まりより壮麗になる様を見るにつけ
その描写力とセンス,さらにはより高い完成度を求める姿勢やそれを成し遂げる力量に
惚れ惚れとしてしまう訳です。本当に風邪など吹き飛んでしまいそうな贈り物でした。


私も一応職業柄文章の作成が欠かせないのですが,表現力やそれを支える思考力には
常々苦労させられていますので,このプロ意識には本当にあやかりたいものです。
(もっとも私の場合ごく一部を除いて文学色は必ずしも要求されないのですが。)
そもそも人生全般に漂う「バイト感覚」的な部分を払底する方が急務な気はしますが。
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by bonniefish | 2010-11-28 23:59 | 小説感想 | Comments(0)
2010年 09月 20日

狂乱の日々は朽ちて

前回書いたカンピロバクターで臥せっている間,ヒマなのでネットサーフィンをして
主にニコニコ動画でショスタコーヴィチのいろいろな曲を探して聴いていたのですが,
BGMに『レニングラード』を使っている動画をたまたま踏んでしまったのが運のつき。
ソ連の権力闘争の前半部分を大変分かりやすく説明していて面白かったのですが,
何せ使っているキャラがかの『アイマス』のものだった訳で,人生至る所に罠あり。

夏休み明けのヒマにかこつけて早く帰宅した際にうっかりキャラ名で検索したら
プレイ動画があっさり見つかり3日かけて全部見た辺りが一番やばかったでしょうか。
こういう麻疹のかかりかけは迂闊な挙動をすると本格的に戻ってこれなくなるので
興味の赴くままに諸々の動画を漁っているうちに,今度は『アイマス』の曲をBGMに
使っている酷道走破動画に運よく辿り着きまして,そちらを中心に見るようになり,
三十を超えて『アイマス』にはまるという失態を演じずに済んだ訳です・・・。

ここ数ヶ月私事のごたごたの後遺症からか,百合を読んでみたりなんだりと我ながら
挙動不審気味なのですが,ここにきてまさかの大ホームランを打つところでした。
まあ初めに見たキャラ以外はあまり性に合わない感じのキャラが多かったことと,
当該キャラなどの一部を除き歌唱力が・・・だった(曲も・・・)のが救いでした。
それにしても今回の騒動は個人的にも予想外でしてこちらにも紹介する次第です。


前回話題にした朝丘戻。の『猫のためいき。』を読了。これもハッピーエンドもので
悪くはなかったですが,前作以上にリハビリというか暗中模索な感は否めないかなと。
攻の受への恋情がデフォルトになっていて,しかも物凄く後ろ向きな言動を取るので
受が攻を好きになる過程が若干分かりにくいし,何しろ全体にぐるぐるしすぎる感じ。
持ち味の切なさもしっかりありますし,ほんわかとさせられるシーンも多いのですが
ちょっとこの攻の年齢にそぐわない幼稚なマイナス思考ぶりにはげんなりもしました。

あとがきで作者自身書いている通り,出来上がったカップルが愛を深めていく様子を
書いた作品であるところ,凡百の続編のように安易に当て馬や家族バレのネタなどを
使うことなく作品を仕上げているところは評価できます。しかしこのコンセプトは
普通に書いてもかなり難しいはずで,これまで『一生に一度の出会いだけ』を描いて
ある意味『愛』を描いていなかった作者が取り組むにはいささかハードルが高く,
それ故の攻のアンバランスさだったり全体のぎこちなさだったりするのではないかと。

実は一番気になったのがあとがきでして,その中で作者は以下のように述べています。
 『最初から最後まで幸せなふたりのお話は,心に残るのだろうか?』
この点だけは作者に対し大きな勘違いだと言いたいですね。物語を舐めていまいか。
物語が心に残るのは読者の心を動かすためと思われますが,悲劇や別れのみではなく
相互に理解と愛情を深め困難を乗り越える姿も十分心を動かすのではないでしょうか。
心に残すために悲劇に頼るとしたら安直に過ぎます(昨今の『感動』ブームしかり)。

確かにハッピーエンドものには読み捨てられるしかないような安直な作品も多く,
そういったテンプレものや思考停止ものとは一線を画したい気持ちは理解できますが,
そこで出た答えが『心に残すため悲恋ものにしよう』というのではお粗末に過ぎます。
もし過去に悲恋ばかり描いていた理由がこれだったなら正直幻滅の感は否めません。

しかしそれでもやはりこの作者の作品には繊細で切なく狂おしい程の情動があり,
読者の心をわしづかみにする力があって,そこがファンを魅了してやまない訳でして。
楽しみや仕事として描くのはなく,描かねばならない人なのではないでしょうか。
これからはいたずらに悲恋に固執することなく,心に残る作品を,さらに願わくば
この作者にしか描けないピュアで真直ぐなハッピーエンドを描いてほしいなあと。

何か勝手に祭り上げるような文章になってしまいましたが,好き故の暴走ですね。
次作の『あめの帰るところ』は現在通販で注文中なので,届くのが楽しみです。
あと須和雪里がまさかの復活を遂げていたので,次回には併せて紹介したいかと。
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by bonniefish | 2010-09-20 23:51 | 小説感想 | Comments(0)
2010年 08月 07日

綺麗なだけではいられない

前の記事でいろいろ書きましたが、今はもう微熱と腹具合程度に治まっております。
それでも3日に2ロールのペースでトイレットペーパーがなくなりましたが(苦笑)。


さて、病床で読み返したのが、以前感想を書くと予告した朝丘戻。の『君に降る白』。
私の把握する限り彼女の初のハッピーエンドもので、昨夏出た4年ぶりの単行本です。

コバルト文庫からぱたりと姿を消し、復活かと思った携帯小説も次作が続かず、
このまま商業から、下手をしたら801業界から姿を消してしまうかと思っていた所、
思いもよらずダリアから新作発売と聞いて喜び勇んで本書を読んでからもう1年近く。
ましてやそれがハッピーエンドだったのですから読後の満足感はひとしおでした。

対人関係に臆病な主人公のぎこちない言動の中に滲む恋情がうまく描かれていて、
描写力に裏打ちされた切ない系の雰囲気は流石で、しかもそれが行き過ぎておらず、
これは作者の元からの筆力とと、復帰作ゆえ現れた筆や話の運びのぎこちなさとが、
うまいこと主人公の心理や言動とマッチしているせいもあるなあと思いました。

終盤で相手を慮った主人公により相手は一旦引き下がるので、これまでの経験から
このまま別れて終わるのだろうなあと思っていたら、主人公が知人から助言を受け、
さらには次章で自分から相手に会いに行くことを決意するという前向きな展開に。
思えば別れのシーンで主人公側から縋るような科白が出たのが伏線だったわけで。
再会の場面でも一波乱あり、主人公はさらに一歩踏み出して両思いとなるのですが、
この場面での相手の語る言葉の数々は作者の真骨頂で、その秀逸さに感嘆しました。

先ほどぎこちなさの点に触れましたが、本作で一番ぎこちないのはエピローグ部分。
おそらく作者にとっても初の甘々な後日譚なわけですから、何か色々ぎこちない。
主人公の科白が幼児化したり、地の分に擬音やオノマトペが増えたりするのですが
これまたできたての二人のベタな雰囲気にマッチしていて大変によろしいかなと。
作者の照れあるいは不慣れさが作品に直結しているようでほほえましい限りでした。


この辺りの作者と作品の繋がり具合を見るにつけ、本作で初めてハッピーエンドが
書かれたのは、作者自身の変化によるものではないかという推測が働くわけでして。

恋愛への理想や希望が純粋すぎて作中ですら他者と共有できないレベルだったのが
恋愛の持つ幼児的、動物的な部分、情動の醜悪さや悪感情のぶつかり合いなどの
具体的で生々しく、美しくない側面と、それすら凌駕する相互承認の幻惑的な甘さ、
これら清濁を作者自身がようやく併せ呑むことができたのではないかとも感じました。
もちろん旧作の玻璃を八重に編んだような硬質な恋情の描写も素晴らしいのですが、
成就せぬがゆえに美しいものに固執することには賛同しかねるものがありまして。

過去は切ない系のまま突っ走って、両思いであっても別れるという展開がお決まりで、
決して悪くはない(初期作品は素晴らしいエンディングだと思いました)ものの、
あえてハッピーエンドを避けているような作為的な感が気になっていたのですが、
本作のようなハッピーエンドの作品を読んでみると、作者の筆力の確かさと共に
やはり主人公たちが両思いとなる方がこの作者の物語としても自然だと思いました。
(ただ本作は初の試みかつブランク明けもあってか結構急展開での着地でしたが。)

そうすると、この数年間(携帯小説からでも2年)のブランクは、作者にとっても
意義のあるものだったのだろうと思い、新作を待っていた甲斐もあったと思います。
恥を忍んで告白しますが、私は上記の携帯小説を読むためにコバルトの携帯サイトに
日参していた時期がありまして・・・。期待に違わぬ出来だったもので年甲斐もなく。
ちなみに媒体が媒体ゆえなかなかアクセスする気にならず、一読するまでは
いわゆる他の「ケータイ小説」同様の記号群だったらどうしようかとビクビクでしたが。


実は次作の『猫のためいき。』も購入してあるのですが他の積ん読本に埋もれていて
読了はしばらく先になりそうです。楽しみは後に回す性格というのも難儀ですね。
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by bonniefish | 2010-08-07 12:28 | 小説感想 | Comments(0)
2008年 11月 18日

『屋上ボーイズ』

あいかわらずあり得ない更新ペースで,既読本の山は標高をただ増すばかりですが,
逆に言えば801を読み続けてはいますので,久しぶりに徒然と書き連ねてみようかと。


鹿住槇や麻生玲子などのベテランがソフトBLを書いたり,件の百合シリーズがあるので
コバルトはそれなりにチェックしています。安定した構成や筆力が保証されていますし。

そんな中最近購入して楽しめたのが阿部暁子のタイトル作。ロマン大賞受賞作とのこと。
真っ直ぐで少し人生に不器用な高校生男子が,好青年めいた同級生と友情を深める中
いじめや家庭の問題に正面から深く向き合い少しずつ成長する中で,友人の過去を知り
それぞれがその苦さを噛み締め,前向きに友情を築き直そうとするまでを描いていて,
主人公や友人の心情に共感するとともに,2人の関係性にはどっぷりと萌えましたよ。

こういうBLではない作品を堪能した自分を振り返って思うのは,自分の801嗜好には
「少年」への空想的な希求とショタ好きとの二面性があるのではないかということです。
後者は私の諸々の来歴等に由来するものでかつ本題ではないのでここでは措くとして,
前者についてはことある毎に表明しつつも,自分自身の情動を把握しきれていません。

矮小なプライドゆえに同時代では素直に実行や礼賛できなかったことの代償行為とは
思うのですが,それだけで801への餓えを全て説明できている気もしないもので・・・。
女の子が男の子に惚れる系の話(片山奈保子『空よりも青く染まれ』等)も好みなので
801嗜好との差を突き詰めれば良いのでしょうが,意外に有意な差を見出せなくて・・・。
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by bonniefish | 2008-11-18 23:59 | 小説感想 | Comments(0)
2008年 08月 08日

祝杯モード

大きな懸案について双方当事者を説得して合意が得られたので,作業量が1/3に。
とりあえず予定通りの夏休みを迎えられそうです。いまだにノープラン状態ですが。


【小説Dear+ ハル】 急に掲載作のレベルが一段下がったような気がするが気のせい?
月村奎『秋霖高校第二寮リターンズ』:▽ 最後まで恋情は描かず家族ネタですか・・・。
久我有加『君を抱いて昼夜に恋す』:〇 狼的な攻は良いんだが設定を描けてないのが。
玉木ゆら『ブライダル・ラバー』:△ 話は悪くないんだがどう見ても恋愛に軸足が無い。
いつき朔夜『征服者は貴公子に跪く』:△ 一昔前のシンデレラストーリーだなあとしか。
河本テツ『レンズ越しのディスタンス』:▽ 攻の心情が見えないしネタもネタバレも唐突。
盾島はじめ『二人のジレンマ』:△ 色々と近視眼的でぎこちなく暑苦しいのは若さゆえ?
加納邑『先輩と……秘密の放課後』:スルー トンでもぶりに眼が滑って断念。
カトリーヌあやこ『サッカーおばかさん』:スルー
草刈シノグ『ソライロ飛行機』:△ 絵も雰囲気も好きなんだが話や小道具に無理が・・・。
窪スミコ『Solomon's』:〇 受を子持ち主婦に馴染ませるのは読者の出産願望の表出?
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by bonniefish | 2008-08-08 23:59 | 小説感想 | Comments(0)
2008年 07月 30日

盛夏

世間は既に夏休みのようでして,職場が学生などで混雑してやや困惑気味です・・・。


【小説Dear+ フユ】 ここまで中身の話に季節感が無いってのも珍しいんじゃないか?
岩本薫『プリティ・ベイビィズ』:スルー 冒頭の「スイーツ」の解説にもうドン引き。
渡海奈穂『すきまのココロ』:〇 でも高校生の日常メインで全然恋愛を描いてないよなあ。
月村奎『秋霖高校第二寮リターンズ』:▽ 妙な当て馬出して同じネタでグルグルされても。
うえだ真由『イノセント・キス』:△ 微妙に昼ドラっぽい感じがなあ。大人の弱さも微妙。
一穂ミチ『オールトの雲』:◎ 心の柔らかい部分を文章に載せられる貴重な人だと思う。
                  恋情の過程を描かず背景描写で済ませているのが惜しい。
新堂奈槻『one coin lover番外編 タイミング』:◎ こういう無表情な主人公は好みで。
                                ネタは微妙だが受周りの描写が◎。
久我有加『あなたの色に染まります』:▽ シチュの説明とエロシーンだけとは同人か?
カトリーヌあやこ『サッカーおばかさん』: スルー
月本てらこ『性旬トロンプルヰユ』:◎ 攻くんの単純お馬鹿っぷりにただただ悶絶です。
かずきあつし『がまんがまん』:〇 橋渡しは頼まれるのに親しくないって関係は?だが。
窪スミコ『Solomon's』:〇 ほぼ唯一の季節ネタ。無難に笑えるなあと。
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by bonniefish | 2008-07-30 23:59 | 小説感想 | Comments(0)
2008年 07月 27日

傾眠

久しぶりに金曜は朝まで騒いでいたので,土曜日が一日潰れるのは分かるのですが
日曜日までひたすら寝こけるとは・・・。色々と予定が狂いましたがまあそれはそれで。

そんな中でも久しぶりに新井理恵を読み返して予期せず訪れた郷愁に浸ってみたり。


【小説Dear+ アキ】 10ヶ月遅れ・・・。まあ単行本は1年以上放置してますからねえ・・・。
松前侑里『もしも僕が愛ならば』:〇 最近展開が速いし詰め込み気味な気がするなあ。
                      身勝手な攻に惚れる話も悪くないがややマンネリか。
岩本薫『プリティ・ベイビィズ』:スルー 「なんちゃってセレブ」の寄せ集めはもうダメ。
久我有加『厄介な男』:▽ 続編でも世界が広がらないのが×。当て馬テンプレだけでは。
砂原糖子『虹色スコール』:◎ この攻はかなり鬱陶しい気もするが,揺れる心情描写は
                  毎度ながら見事だし,エロをここで止めたことには敬礼。
いつき朔夜『スケルトン・ハート』:〇 JUNEっぽく硬い熱を秘めた文章は良いんだが,
                      張型が出てきてドン引き。色々勘違いしてないか?
五百香ノエル『PRIDE』:スルー 結局トンでも設定が筆力や淫猥さを凌駕していて挫折。
碧井アオ『十二月のバカ』:△ お馬鹿さ,女々しさが微妙に行き過ぎていて引いた感が。
渡海奈穂『縛られたいの』:〇 これもトンでも設定だけどまあエロ話だし筆力はあるので。
カトリーヌあやこ『サッカーおばかさん』:スルー
月本てらこ『性旬トロンプルヰユ』:◎ 2人のぎこちなさがもう気になって溜まりません。
                       本作はトンでも癖も控えめだし展開が楽しみです。
窪スミコ『Solomon's』:〇 ページ埋めなのは分かるが探しにくいなあ・・・。
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by bonniefish | 2008-07-27 23:59 | 小説感想 | Comments(0)
2007年 08月 15日

寂寞の白昼夢

短い夏休みも終わり,8月も半ばを過ぎましたが,チキンレースはまだまだ続く訳でして。
逃避ついでに下の長文記事をちまちまと修正してみたり。少しは読みやすくなったかと。


【小説Dear+ 2007ナツ号】 結局特集の導入とエロ重視の方向は本誌に揃えるのか。
                  すると本誌のリニュは当たりってこと? なんだかなあ・・・。
◎:一穂ミチ『雪よ林檎の香のごとく』: こういう切ない系の青春話は本当に好みだし,
                        ここまで言動を濃やかに綴られてはもう悶絶。
   玉木ゆら『ご近所さんと僕』: 設定の強引さやあざとさは気になるが,山場の迫力や
                   何よりエロシーンでの艶かしい情動の描き方がお見事。
   月本てらこ『性旬トロンプルヰユ』: やはりぐるぐる感のあるノリもエロも絵もツボで。
〇:うえだ真由『リトル・センチメンタリスト』: 上手いんだがただそれだけとの感が否めず。
                           セフレになるのも止めるのも唐突過ぎでは?
△:月村奎『ビター・スイート・レシピ』: これまたオーソドックスなシンデレラ話ですなあ。
                        若干冷ややかに見てしまうのは年齢の所為か。
   窪スミコ『solomon's』: ベタな動物ものねとしか。読者ページと絡めるのは流行り?
▽:久我有加『不実な男』: なんか理屈っぽく読んでいて萎える。火崎勇化してないか?
スルー:五百香ノエル『PRIDE』(後編と纏めて読む予定),ひちわゆか『Fancy』
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by bonniefish | 2007-08-15 23:59 | 小説感想 | Comments(0)
2007年 05月 25日

目映き曙光

義務と勢いの双方で徹夜する羽目になりましたが,さすがに老骨にこたえますね・・・。


杏野朝水『甘える予感』: 文章・構成△ 恋愛度▽ ネタ▽ バランス△ 好み▽
・・・ここまで厨なネタと展開を厭わぬ作家だったっけ? この攻が胡散臭く思えない人が
現在の主流層なんだろうけど。受に都合が良いだけの幼稚で歪んだセレブ観に乾杯。

桜木知沙子『ひそやかに恋は』: 文章・構成〇 恋愛度〇 ネタ△ バランス〇 好み△+
生活費を稼ぐために援交という懐かしいネタにくらくらだが,大時代がかっている分
昔のノリに近くて恋情も描きやすかったのか結構読めた感はあるかも。古臭いですが。

神奈木智『ブロードキャストを突っ走れ!2』:文章〇 恋愛〇 ネタ△ バランス〇 好み△
雰囲気を軽くしようとする割に文が硬い。続編のテンプレをもう少し壊して欲しいかも。

高坂結城『甘やかな崇拝』: 文章・構成△ 恋愛度〇 ネタ△ バランス△ 好み△-
分かりやすくしようとしてか心情も展開も浅い所で次に進むのが惜しい。時代の所為か。
受の不器用さや一途さを描こうとして妙に硬くなったり寒くなってる辺りもなあ・・・。

松前侑里『カフェオレ・トワイライト』: 文章〇 恋愛度〇 ネタ△ バランス△ 好み△
相変わらずの松前節だがそろそろ読み手として受のぐるぐるに付き合うのに疲れたり。
キャラや話に少し現実味が出てきた分だけ余計閉塞感に気付かされるのかもなあ・・・。
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by bonniefish | 2007-05-25 23:59 | 小説感想 | Comments(0)