2004年 11月 07日

『白い薔薇の淵まで』

本サイトもようやく2000HITを迎えることができました。有難うございます。
予想よりも相当早かったために諸々の手当てが追いついておらず恐縮ですが、
一応企画めいたことは始めておりますのでご笑覧頂ければ幸甚至極です。

他にも快適に閲覧頂けるよう細かいところを弄っているのですが遅々として・・・。
しかもTEXTの表紙ページを誤って削除し数日間気付かなかったというミスまで招来。
やっつけ仕事で慣れないことはするものではないと再実感しておる今日この頃です。

タイトル作はご存知の方も居られるでしょうが中山可穂の山本周五郎賞受賞作でして、
いわゆる女性同士の全身全霊をかけた濃密な同性愛関係を描いた恋愛小説です。
文庫化を機に読んでみたのですが、展開にも描写力にも感銘と共に衝撃を覚えまして。
自分が801小説に求める要素の相当部分が本作に含まれているように思えたのです。
それが何かを探って意識下を巡ることはまだ時間的にも精神的にも出来ていませんが、
近時曖昧と惰性に堕している感の強い自らの801嗜好を捉え直す機軸になるのではと。
この辺りの深層の澱みを文章化の手法で掻き乱してみるのも面白そうですが・・・。


ちょっといろいろ手直しがあったついでに加筆してみようかと。
しかし昨日今日で10冊ほど小説を読んでいるのですが、読んだ順に内訳を記すと

・ユルスナール(澁澤龍彦訳) 『三島由紀夫あるいは空虚のヴィジョン』 河出文庫
・岩井恭平 『ムシウタ04 夢燃える楽園』 角川スニーカー文庫
・榊花月 『いけすかない』 ディアプラス文庫
・中山可穂 『白い薔薇の淵まで』 集英社文庫
・若竹七海 『サンタクロースのせいにしよう』 集英社文庫(再読)
・秋田禎信 『エンジェル・ハウリング10 愛の言葉』 富士見ファンタジア文庫
・大倉乾吾 『日本廃線鉄道紀行』 文春文庫PLUS
・水無月さらら 『クラッシュ・アイス!』 ビーボーイスラッシュノベルス
・須賀敦子 『地図のない道』 新潮文庫
・喜多みどり 『半神の女剣士 西風の皇子3』 角川ビーンズ文庫

という感じでして、さすがに自分でもクラクラしてくるというか。分裂症か? 

(初出:『Ethos』「やおい雑記」。本記事は2006年10月12日に転載されたものです。)
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by bonniefish | 2004-11-07 00:41 | 身辺雑記 | Comments(0)


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