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2006年 08月 11日

偏狭な視野から

というわけで本日は、夏本番の有明にて何度目か分からぬ売り子をして参りました。
本を買っていく方や表紙詐欺(苦笑)にあってしまった方々の様子を見るだに興味深く、
最後の1時間を除きそう暑く無かったことも救いで、なかなか面白い時間を過ごしました。


お隣はグッズ等を販売なさっている、比較的大手と思しきサークル様だったのですが、
そちらのサークルは人数も多く、ヒエラルキーもしっかりしていて分業等も進んでおり、
経験者と思われる方が販売を仕切っておられたのですが、その方と売り子の方との
声高の会話がおのずと耳に入ってくるにつれて、些かならずもにょってしまいまして。

どうも「業界人」を気取ったような訳知りで尊大な口調で指示を飛ばしておられる割には、
実際の販売指示の手際の悪さにも(逐一商品を段ボールの中から漁って出している辺り)
どうかなあと思いましたし(お客さんがはみ出てくる)、売り子共々我々のブースの後ろに
はみ出してやはり声高に「一般的なヲタク」を馬鹿にしたりするような言動をする辺りも。

雑談の内容も他の有名サークルや作家さんと知り合いであるかといったことに終始し、
具体的な創作作業等に関わることなく販売を取り仕切り売れ行きを誇っている姿勢は
まさに『げん〇けん』の「ハラ〇~ロ」そのものという感じでして、あの作品では
こういった方やサークルを揶揄しようとしていたのかと思わず感嘆してしまったのでした。

売り子の方もサークル員なのに商品の元ネタを全く知らず知ろうともしていない点や、
再販予定等について虚偽を交えて商品を販売する姿勢もどうかと思ってしまいましたし、
単に売り子を頼まれたのではなく、自らのサークルで作った商品を販売するのですから、
客に馴れ馴れしい口を聞く前にやっておくべきことがあるようにも思うのですが・・・。


あと気になってしまったのが、キャラクターの人気にあやかった側面が殆んどな商品に
なかなかに張り込んだお値段をつけて利潤を上げているように見受けられた点です。
確かに商品としては非常に魅力的でしたし、売れ行きも好調であられたようですので、
第三者がケチをつけることがお門違いであることは百も承知しているつもりですが・・・。
またまさに個人的な感覚に基づく意見なので、批判や他見があることも承知しています。

2次創作としての創作的所為に対して対価を要求するのはある意味当然でもありますし、
キャラクターのみに頼ったグッズを製作・販売することも有益な活動だと思うのですが、
そういったキャラ人気に頼ったのみの商品によって利潤を上げようとしていることからは、
原作者に何らの対価も与えぬままにその上がりだけをピンハネしているという構造が
露骨に透けて見えてしまっているように思えて、あまり良い気持ちがしなかったのです。

結局の所、原作者の全く与り知らない所で、ほぼ原作の魅力に依存するのみという形で
利潤の追求をしているということに対して違和感があるというかもにょってしまうのかなと。
頒布が目的であれば自ずと価格は原価に近づく蓋然性が高いはずとも思いますし。
キャラクターが好きなので関連商品を作って頒布したい、という趣味者的動機ではなく
初めから利益を上げるためだけにそういった商品を作っているように思えてしまって。

部外者には分からない所で2次創作としての知的作業が費やされていた可能性や、
表面的には計りにくいところでコストが掛かっていたという可能性も勿論あります。
それでも、商品に描かれたキャラやネタ元を全く知ろうともせずただ商品を売ることを
目指している点などが、捻くれた私の眼には単なる利潤至上主義であるとしか映らず、
馴れ合いと虚偽交じりの販売手法とも相俟って横にいてあまり快くはなかったのです。

繰り返しますが個人的な感覚ですし、そもそもどう価格をつけるかは各人の自由ですし
それで売れていることに口を挟む権利も立場も無いことは承知しているのですが・・・。
またあくまでも部外者が表面上の言動を捉えて言っていることで、実際の有様とは
異なっている可能性も十分にあることはくれぐれもご承知おき頂きたいと思います。

身も蓋も無く言えば、主に他人の努力に便乗することだけにより利益を上げようという
姿勢に対する、青臭い反発心が私の中にあるということを自覚しただけな訳ですし。
販売責任者の方に対する生理的な反発に屁理屈を付けただけかもしれません(苦笑)。
なんだか自分の中では趣味を高尚なものとして扱いたいというか、趣味と商業主義との
結びつき(例えば『萌えビジネス』的なもの)を嫌悪する傾向がとみに顕著なので。
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by bonniefish | 2006-08-11 23:59 | 身辺雑記 | Comments(2)
Commented by at 2006-08-27 02:18 x
あくまで個人的な感覚での感想ですが、まるで20年前のオタクのボヤキのようですね。
貴兄がご覧になったのは、かつてそうした感想を抱いた者達が結果としてたどりついた風景ですよ。
世のオタク業界は、どうも貴兄の思惑とは真逆の方向に歩んでいるようですが、それがお気に召さなくても仕方ないですね。
ほんの気まぐれに、たまに売り子として冷やかしに来る人のためでなく、ずっと居座り続ける人間たちのために「業界」は動いているのですから。良くも悪くも。
Commented by bonniefish at 2006-09-11 03:03
コメントありがとうございます。全く気付いておりませんで失礼しました(汗)。
当方の記事の散漫さもあって、ご発言の趣旨を読み取れないのですが、「業界」に対する評価の仕方に相違が在る故かと想像するのみであります。「部外者」をご不快に思われましたのなら申し訳ございません。


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