2006年 03月 12日

変わらない私

逃避のパターンが社会人時代と全く同じになってきているなあ・・・。


【GUSH 4月号】 薄いし読むとこ少ないし宣伝多すぎるし、惰性にも限度があるぞ?
〇:カムロコレアキ『「大丈夫」のてのひら』: 受の女々しさと全般的な小頭が気になるが。
△:柊のぞむ『いじっぱり遊撃隊』: ネタは結構面白いんだが設定と攻の顔が許容できず。
▽:梶本潤『星の岡パラダイス』: 話が半端すぎ。後半の原稿落としたんじゃないのか?
   羽原ちより『一緒に。』: ありがちな話で山場がないし絵の古さに目が行ってしまう。
スルー:祐也『手の中の星。』、かんべあきら『紳士協定』、宮越和草『高瀬邸恋事変』、
     羽崎やすみ『学園ルンバ』、真中ココ『ドール生活のススメ』


折角(?)鉄道話をしたところで、ヲタ(乗り&時刻表)として長年気になっていたことをば。
ご興味無い方はスルー頂きたく。「お話」だと分かっていても見過ごせなかったネタです。

もう10年以上前に出版された801小説に(今調べたら一昨年に文庫化されています)、
鈴木あみ著の『プレイバック・マドンナ』というタイムスリップもののお話がありまして。
ライトノベル読みとしてはタイムスリップの処理にも色々突っ込みたい所はあるのですが、
それはさておきどうしても看過できなかったのが話の終盤、現在の世界に戻るシーン。
主人公は平塚の七夕を見学した帰りに跨線橋から落下し、その衝撃(?)で現在に戻り、
電車の屋根の上で運ばれた挙句、神田駅付近で線路脇に振り落とされるというんですよ。

まずこの「電車の屋根に落ちそのまま運ばれる」という設定自体かなり無理があります。
シャーロック・ホームズで使われていたネタ(『BRUCE-PARTINGTON PLANS』)として
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、あれは蒸気機関車が牽引する客車のお話。
電車の線路上には通常電気供給用の架線が張られており、これに引っかからないように
落ちなければ感電してしまいます。しかも電車はそれなりの速さで走っているはずなので
架線に掛からない様に車体の中心を避けて落ちれば、そのまま屋根からも転がり落ちる。

まあ仮に奇跡的に屋根に引っかかれば、関東近郊区間はほぼ全て直流電化方式なので
停車中の電車の屋根に上っただけで交流架線からの放電に打たれ5人が感電死傷という
大分県の日豊本線幸崎駅で98年に起きたような事態にはならないものとは思われます。
しかし平塚と神田の双方を通る列車が存在しないので、やはり成り立たない話なんです。
詳述は避けますが、臨時列車や貨物列車でも平塚から神田を通るというのは考え難くて。
・・・こんな瑣事に長年引っかかっている辺り、つくづく器の大きさが知れますなあ・・・。
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by bonniefish | 2006-03-12 23:57 | 漫画感想 | Comments(2)
Commented by 墨東公安委員会 at 2006-03-14 21:42 x
ブルース・パーティントンのオマージュを電化路線でやってしまったといわれる先例は、鮎川哲也『黒い白鳥』があるそうです。1959年の作品ですが、前年に宇都宮まで電化されていたのだとか。

平塚~神田直通は、連合軍専用列車がやっていたらしいです。タイムスリップの時代設定如何では可能かも。
ですが、その小説の作者がそんなことを知らないであろうことはまず間違いないでしょうね(笑)
Commented by bonniefish at 2006-03-15 00:49
コメントどうもです。いや、鮎川哲也にもあったんですか。
ちなみに、戻ってきたあと再会してハッピーエンドにしなければならないので、タイムスリップ先は昭和63年です。あまり年の差が開くと大変ですから(苦笑)。
それでも7年も戻らせた理由としては、受が主人公を待つ動機として、主人公が未来から来たことへの信憑性を持つこと(特に新元号になってから)、およびこの新元号への変化がすぐに(主人公への思いが強いうちに)訪れる必要があったからかと。


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